中村敬斗  2020/06/27(土)
東京五輪  2020/06/27(土)
スペイン  2020/06/26(金)
久保  2020/06/26(金)
欧州結果  2020/06/26(金)
セグンダ・ディビシオン(2部)  2020/06/24(水)
サッカー番組  2020/06/24(水)
富安-ロナウド  2020/06/23(火)


中村敬斗

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【G大阪】東京五輪世代のFW中村敬斗がシント=トロイデンへ期限付き移籍!

ガンバ大阪は6月25日、オランダ・トゥウェンテへ期限付き移籍していたFW中村敬斗の期間満了に伴い、新たにベルギーのシント=トロイデンに期限付きで移籍することを発表した。移籍期間は、2021年6月30日までとなっている。

 19歳 千葉県出身 三菱養和SC
 
 2018-   ガンバ大阪 38試合 (8得点) ルヴァンカップのニューヒーロー賞
 2019-  FCトゥウェンテ (loan) 18試合 (6得点)
 2020.6 シント=トロイデンVV

シントトロイデン 在籍日本人選手 GK シュミット・ダニエル DF 松原后 FW 鈴木優磨 伊藤達哉

 DF 冨安健洋(ボローニャ) DF 遠藤航(シュツットガルト) FW 鎌田大地(フランクフルト) 関根貴大(浦和)

 
Date: 2020/06/27(土)


東京五輪

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東京五輪、男子サッカーの年齢制限は「24歳以下」に決定。FIFAが”97年1月1日生まれ以降”維持を承認

国際サッカー連盟(FIFA)は現地時間25日、東京五輪の年齢制限を「24歳以下」にすることを承認した。FIFAの公式サイトで伝えられている。

東京五輪の男子サッカーは、3名までオーバーエイジ(OA)が認められているが、原則23歳以下(U-23)のチームという規定が設けられている。だが、東京五輪が延期になったことにより、1997年1月1日以降に生まれた選手の出場可否が議論されていた。
FIFAは公式サイトで「男子大会における規定ルールに関して変更はない」と発表。1997年1月1日生まれ以降の選手と3人までのOA枠に関して変更はないという。これにより、各国は原則24歳以下のチームで出場することができる。
Date: 2020/06/27(土)


スペイン

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リーガ・エスパニューラ(1部) 第31節


レアル・マドリッド 0-2 マジョルカ
エイバル 1-0 バレンシア        エイバル・乾はベンチ入り出場機会無し

 順位表(30節 /38節) 20チーム H&A方式  
  1位:レアル・マドリッド 31試合 勝点 68(+38)直接対決の結果で首位
  2位:バルセロナ     31試合 勝点 68(+39)   
  3位:A・マドリード   31試合 勝点 55(+17)

  16位:セルタ・デ・ビーゴ 31試合 33(-06)
  17位:エイバル      31試合 32(-15)
  18位:マジョルカ     31試合 26(-23) 降格
  19位:レガサス      31試合 25(-21) 降格
  20位:エスパニュール   31試合 24(-24) 降格 
   
セグンダ・ディビシオン(2部)

Extremadura UD 1-2 サラゴサ   香川、後半25分In
ウェスカ 1-1 Cádiz        岡崎、後半13分In 20分に先制ゴール 今季通算9点目
Elche 0-1 デポルティーボ     柴崎岳がプロ入り初の一発退場 

 順位表(35節 /42節) 22チーム H&A方式2回総当りで全42節
  1位:カディス(Cádiz)    35試合 勝点62(+13)  1部自動格
  2位:サラゴサ(Zaragoza)   35試合 勝点61(+14)  1部自動昇格
  3位:アルメニア(Almería)  35試合 勝点56(+20)  プレーオフ
  4位:ウェスカ(Huesca)    35試合 勝点55(+08)  プレーオフ
     ※プレーオフは3〜6位の4チームがホーム・アンド・アウェーのトーナメント方式。

  17位 デポルティーボ(Deportivo La Coruña) 35試合 勝点41(-17) 
  18位 アルバセテ(Albacete)          35試合 勝点40(-13)
  19位 ヌマンシア(Numancia)         35試合 勝点38(-06)
  20位 ルーゴ(Lugo)              35試合 勝点 38(-05) 20位〜22位降格圏
  21位 エストレマドゥーラ(Extremadura UD) 35試合 勝点33(-15) 降格
  22位 サンタンデール(Racing Santander)   34試合 勝点30(-11) 降格
Date: 2020/06/26(金)


久保

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   久保建英vs.マドリーを徹底分析。
Number Web
レアル・マドリッド 2-0 マジョルカ 

“白い巨人”を相手にしても、「TAKE」の立ち居振る舞いには臆するところがなかった。

 日本時間の6月25日早朝に行なわれたラ・リーガ31節で、久保建英の所属するマジョルカはレアル・マドリーと対戦した。

 マジョルカは0対2で敗れた。ジネディーヌ・ジダンに率いられたレアル・マドリーは、バルセロナを抑えて首位に立っている。一方のマジョルカは、降格圏の18位に沈む。結果は妥当なものだっただろう。

 久保はこの日もスタメンに名を連ねた。中断前を含めれば7試合連続である。アタッカー陣で再開後の試合にすべて先発しているのは、19歳になったばかりの日本人ひとりだけだ。しかも、バルセロナ戦に続いてこの日はフル出場している。ビセンテ・モレノ監督の信頼はひと際厚い、と言っていいだろう。

 久保のプレーについては、今回も中西哲生氏に解説をしてもらおう。名古屋グランパスと川崎フロンターレでプレーした氏は、バルセロナの下部組織に在籍していた当時から久保を知り、その成長プロセスに間近で接してきた。現在も定期的に連絡を取り合い、技術からメンタルまで幅広く助言をしている。

ボールをさばく局面ではミスなし。
 この日のマジョルカは5-3-2のシステムでスタートしました。マイボールの局面では「5」の両サイドが高い位置を取りますが、基本的にはレアル・マドリーの攻撃力をいかに抑えるか、という戦略だったのでしょう。

 ところが、ディフェンスの局面での立ち位置があまり良くなかった。両サイドを効果的に使われ、いい形でボールを奪えないのです。

 2トップの一角に入った久保は、パスを受けてもセルヒオ・ラモスかラファエル・バランを背負っている。2トップのパートナーのアンテ・ブディミルも同様で、彼らふたりがいい状況でパスを受けられず、前半のマジョルカはつながりのある攻撃を繰り出せなかった印象でした。

 久保にも見せ場は訪れませんでしたが、ボールをさばく局面ではミスをしていません。どの試合でも感じさせることですが、ワンタッチプレーの正確さとバリエーションは際立っていました。

 序盤から背中越しの圧力を感じていたので、ワンタッチで効果的にボールを離すことを意識していたのでしょう。アウトサイドやヒールも使いながら、相手のパワーがどこへ向かっているのかを読んで、確実にパスをつないでいました。

3人をかわしたシュートシーン。
 0対2で迎えた後半15分過ぎに、モレーノ監督は3人の選手を同時に入れ替えます。選手交代に伴ってシステムも変更され、久保は右サイドへスライドします。

 その直後に、ビッグチャンスを生み出しました。

 中盤やや右サイドで、トニ・クロースを鋭い反転で置き去りにします。そのままゴールへ向かってドリブルを開始し、セルヒオ・ラモスのチェックをダブルタッチで回避し、左サイドバックのフェルラン・メンディもかわして右足でシュートに持ち込みました。

 ペナルティエリア内の至近距離からのシュートです。「ワクに持っていってほしかった」とか、「右足じゃなくて左足だったら入っていたのでは」と感じた方がいたかもしれません。

 ただ、クロースを抜き去ったところからシュートまでのボールタッチには、ひとつとしてムダがなかったと言えます。同時に、相手に一度もボールを触られずにフィニッシュしたわけではありません。プレーのリズムとしては完璧でないなかで、迷いなく仕掛けていった。まずはそこを評価するべきでしょう。

ボールに回転がかかってなければ。
 メンディとの1対1の局面を見ると、相手にボールを触らせずに抜いたのではなく、相手が出した足に一度ボールが引っ掛かり、自分の左膝に当たって戻ってきた。それによってボールに右回転がかかり、ワンバウンドしたボールは軌道が右へ30センチほどズレます。

 それにもかかわらず、シュートのフォームには力みがなく、「決まるフォーム」でした。

 もしボールに回転さえかかっていなければジャストミートできていたはず。しかし驚くべきは、そのボールにも瞬時に身体が反応していたことです。残念ながらインパクトポイントはボールの中心からやや左となり、シュートはゴール右へ逸れてしまいましたが。

仕掛ける姿勢がありながら力まない。
 レアル・マドリーにインパクトを与えたに違いないこのシュートだけでなく、2列目の右サイドへポジションを変えてから久保は、自分らしさを発揮できるスペースをしっかりと見つけていきます。

 相手の「間」でボールを受けることができ、ワンタッチでボールを離さずに仕掛けられるようになった。味方選手のシュートにつながるラストパスも供給しました。

 ここで私が注目したいのは、彼のメンタリティです。

 レアル・マドリー相手に0対2となったら、「今日はちょっと厳しくなったな」と感じてもおかしくない。モチベーションに小さなヒビが生じたり、集中力が低下したりすることもあるはずですが、久保はプレーのレベルを落とさないのです。

 所属元でもあるレアル・マドリーのジダン監督や選手たちに、自分をアピールするチャンスだという意識を持って、パスを受けたら自分で仕掛ける姿勢を貫いた。それでいて「自分が、自分が」と力むことはない。味方の選手を使うべき局面では、しっかりとパスをつないでいた。

自陣でも抜きにかかる勇気がある。
 レアル・マドリーは80分にメンディが、87分にクロースが警告を受けました。いずれも久保へのファウルによるもので、マジョルカ陣内での交錯でした。

 相手からすると、ファウルを避けられない場面でした。ボールと相手の間に軸足を置くことで、久保は相手のチェックをブロックしているのです。82分にフェデリコ・バルベルデからファウルを受けたシーンも、軸足の置きどころに狂いがなかったことによるものです。

 もうひとつ付け加えておくと、相手にスキあれば自陣でも抜きにかかる勇気が、久保にはあるということです。

 マジョルカの再開後の成績は、1分3敗となりました。4試合連続で勝利を逃しているだけに、久保自身は歯がゆさを感じているでしょう。ただ、いまこの時点でできることをしっかりと表現しているのは間違いありません。


Date: 2020/06/26(金)


欧州結果

ユルゲン・クロップ     モハメド・サラー    サディオ・マネ      ロベルト・フィルミーノ*********************************************************************************  
   リバプールが1989/90シーズン以来、30年ぶりのリーグ制覇を成し遂げた。1992年にプレミアリーグが創設して以降で考えると、初めてのプレミアリーグ制覇となる。


リヴァプール 4-0 クリスタルパレス  チェルシー 2-1 マンチェスター・シティ       

 この結果を受け、リーグ戦7試合を残してリヴァプールの30年ぶりとなる1部リーグ制覇が決定。プレミアリーグが創設された1992−93シーズン以降では初のリーグ優勝となった。南野は後半29分In。

南野は日本人4人目のプレミアリーグ優勝経験者となった。過去には、2001/02シーズンに稲本潤一(アーセナル)、2012/13シーズンに香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)、2015/16シーズンに岡崎慎司(レスター・シティ)がそれぞれ優勝を経験している。

 1位:リヴァプール      勝点86 28勝 2分1敗
 2位:マンチェスター・シティ 勝点63 20勝 3分8敗
 3位:レスター・シティ    勝点55 16勝 7分8敗
 4位:チェルシー       勝点54 16勝 6分9敗
 5位:マンチェスター・U   勝点49 31勝13分8敗  

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 欧州結果 6/25

ニューカッスル・ユナイテッド 1-1 アストン・ヴィラ  武藤ベンチ入り出番なし

ポルト 4-0  ボアヴィスタFC              中島 練習不参加

ローマ 2-1 サンドリア                吉田 フル出場
吉田は21日のインテル戦に続けてスタメン入りし、フルタイムでプレー。しかし2失点に直接絡むなどしてチーム最低評価となる「5点」が与えられた。

64分、吉田は途中出場のロレンツォ・ペッレグリーニからの浮き球に反応したエディン・ジェコに背後をとられ、先制点を許す。85分にはジェコに体を入れられ、ブライアン・クリスタンテのロングフィードからの追加点を許した。

『ガゼッタ』は吉田のプレーを以下のように評している。
「試合終盤まではまずまずのプレーを見せたが、ジェコに2点目を決められた場面は致命的と言える優柔不断なプレーだった」 
Date: 2020/06/26(金)


セグンダ・ディビシオン(2部)

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 ラ・リーガ 2部 35節(/42節)

【サラゴサ 香川真司】 Extremadura UD 1-2 サラゴサ    香川
香川真司はアウェーのエストレマドゥラ戦で2-1の後半25分から出場した。自動昇格圏の2位につけるチームはそのまま逃げ切り、勝ち点61とした。

【ウェスカ 岡崎慎司】 Albacete 2-2 ウェスカ  
岡崎は、4‐3‐3のCFで2試合ぶりの先発でフル出場。2点差を岡崎が得たPKをラファ・ミルがきめ1点差、後半アディショナルタイムに右サイドからのクロスにまたもラファ・ミルが合わせて同点ゴール。

【デポルティボ 芝崎岳】エルチェ 1-2 デポルティボ 
この日インサイドハーフで先発した柴崎は序盤からボールを受けて散らすなど、持ち味であるゲームメーク能力を見せていた。しかし前半32分、相手MFホサンに対するスライディングタックルがボールではなく、相手の足に行く形となってしまった。
 このレイトチャージがホサンに対する危険なタックルと認定され、レフェリーは柴崎に躊躇なくレッドカードを提示。柴崎とチームメートは冷静にスパイクの裏を見せていないというジェスチャーを見せたものの判定は覆らず、デポルティボは数的不利に陥ることになった。
 試合は後半20分に途中出場のFWウーゴ・バジェホのゴールを守り切ったデポルが勝ち点3を得る結果となった
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   順位表(35節 /42節) 暫定順位 22チーム H&A方式2回総当りで42節終了
 
  1位:カディス(Cádiz)    34試合 勝点61(+13)  1部自動格
  2位:サラゴサ(Zaragoza)   35試合 勝点61(+14)  1部自動昇格
  3位:アルメニア(Almería)  34試合 勝点56(+21)  プレーオフ
  4位:ウェスカ(Huesca)    34試合 勝点54(+08)  プレーオフ
  5位:エルチェ(Elche)     35試合 勝点50(+07)  プレーオフ
  6位:ジローナ(Girona)     34試合 勝点49(+04)  プレーオフ    

     ※プレーオフは3〜6位の4チームがホーム・アンド・アウェーのトーナメント方式。

  16位 デポルティーボ(Deportivo La Coruña) 35試合 勝点41(-17) 
  17位 レアル・オビエド(Real Oviedo)      35試合 勝点 40(-05)
  18位 アルバセテ(Albacete)          34試合 勝点39(-13) 
  19位 ヌマンシア(Numancia)         34試合 勝点38(-04)         
  20位 DCルーゴ(Lugo)             35試合 勝点 38(-14) 降格  
  21位 エストレマドゥーラ(Extremadura UD) 35試合 勝点33(-15) 降格
  22位 サンタンデール(Racing Santander)   34試合 勝点29(-11) 降格 
 
Date: 2020/06/24(水)


サッカー番組
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海外サッカー・日本人選手

6/25(木)

・2:00 ニューカッスル vs アストン・ヴィラ  ニューカッスル:武藤嘉記
・4:15 リヴァプール vs クリスタr・パレス   リヴァプール:南野拓実
・4:15 ローマ vs サンドリア          サンドリア:吉田麻也
・5:00 レアル・マドリッド vs マジョリカ    マジョルカ:久保建英 

6/26(金)

・2:30 エイバル vs バレンシア      エイバル:乾貴士  

6/27(土)

・21:00 アスレティック・ビルバオ vs マジョルカ
・22:30 ブレーメン vs ケルン            ブレーメン:大迫勇也 ブレーメン降格 OR 残留
・22:30 フランクフルト vs パーダーボルン     フランクフルト:鎌田大地、長谷部誠

6/29(月)

・2:30 サンプトドリア vs ボローニャ        日本人DF対決 吉田 vs 富安
・2:30 ニューカッスル vs マンチェスター・シティ  FAカップ
・2:30 グラタナ vs エイバル 
Date: 2020/06/24(水)


富安-ロナウド
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冨安健洋vsC・ロナウド、白熱のバトル。ボローニャでの飛躍的進化を証明した90分間

現地22日にセリエA第27節が行われ、ボローニャはユベントスに0-2で敗れた。この試合では、ボローニャの右サイドバックに入った冨安健洋と、ユベントスの左ウィングを担ったクリスティアーノ・ロナウドによるマッチアップが実現。日本代表の将来を担う21歳は、百戦錬磨の世界的名手と相対してどのようなパフォーマンスを披露したのだろうか。(文:舩木渉)

4-3-3のユベントスは、左ウィングにクリスティアーノ・ロナウドを配置。一方のボローニャは4-2-3-1の右サイドバックに冨安健洋を起用し、サッカー界のアイコンと日本の将来を担う大器が対面で火花を散らした。

 ここ数年プレーエリアが中央に寄っていき、ストライカーとしてのイメージが強くなっていたロナウドが若き日のようなウィンガーに戻った。ユベントスを率いるマウリツィオ・サッリ監督がボローニャ戦の前日記者会見で明かしたところによれば、サイドでのプレーは本人の希望が反映されているという。

 序盤から2人は何度もぶつかり合った。まず7分、ロナウドは冨安が味方のカバーリングと被った瞬間にタイミングを外してカットインし、右足でシュートを放つ。ひやりとしたが、21歳の日本代表DFは直後に挽回した。8分、ペナルティエリア内でフリーになってパスを受けたロナウドに対し、中央に絞っていた冨安は急激に向きを変えて抜群のタイミングで体を寄せてノーファウルでボールを奪い取る。

35歳のスーパースターは基本的に左サイドの高い位置に張りつき、守備に戻らない。さらにボローニャの左サイドバックは攻撃的なミッチェル・ダイクスが長期離脱から復帰したため、冨安がオーバーラップして攻撃参加する機会は限られた。相手ボール時は4バックの右サイド、自軍ボール保持時は3バックの右ストッパーという役回りで、闇雲にリスクを冒すより1対1で破られない方が大事、という考え方だっただろう。

20分、ロナウドが仕掛けた。だが、冨安は飛び込むことなく冷静に対処する。結果的にクロスを上げられるものの、時間をかけさせたことで味方にゴール前で準備を整える余裕を与えることができた。守備者としては正しい判断を下せていたと言える。

猛獣を抑え込むが…

デンスビルがマタイス・デ・リフトのユニフォームを引っ張って倒してしまい、VARの介入の末、ユベントスにPKを与えてしまったのは痛恨だった。これをロナウドに決められてボローニャは先制されてしまう。

ビハインドを背負っても、冨安は焦らなかった。攻撃はリカルド・オルソリーニやニコラ・サンソーネ、ムサ・バローといった前線のアタッカー陣が中心となるカウンターに任せ、とにかく目の前のロナウドを封じることに集中する。相手の左サイドバック、マッティア・デ・シリオのタイミングを見計らった攻撃参加にも苦しめられたが、オルソリーニの戻りが遅れて局所的に数的不利な状況を作られても辛抱強く耐えた。

30分には斜めのパスを受けたロナウドの足もとに背中側から鋭く寄せ、ファウルなくクリーンにボールを奪い取って見せる。40分の1対1の場面ではフェイントに引っかかってクロスを上げられてしまい、パウロ・ディバラにシュートを放たれた。これは精度を欠いたフィニッシュに助けられた。

ディバラやフェデリコ・ベルナルデスキらに揺さぶられて不安定だったボローニャのディフェンスラインにおいて、冨安だけは大きく破綻することなく粘り強い対応でロナウドの猛獣のようなエネルギーを抑え込んでいた。

ただ、36分にディバラのスーパーゴールで2失点目を喫し、後半になると中盤の守備フィルターが利かなくなって、一方的にユベントスが攻め続ける時間帯も長くなった。前方に危険なスペースができると、それも埋めなくてはならず、冨安にとって難しい対応を強いられる局面も増える。

52分にはペナルティエリア内、ゴール前のロナウドに縦パスが入ってピンチを迎えた。その時、冨安は目の前にいる背番号7のコントロールがやや大きくなったのを見逃さず、ゴールと相手の間に入ってスッと足を出し、大きくクリアした。

直後にディフェンスラインが横に広げられてカバーリングの準備ができていないまま前に出てボールを奪おうとした際に、ロナウドに背後を取られたのにはヒヤリとさせられた。センターバックのデンスビルのサポートも遅く、非常に危険な状態だったが、シュートが外れてことなきを得た。

53分には、ベルナルデスキが放った強烈なシュートのこぼれ球をロナウドが拾い、対面の冨安をドリブルで揺さぶってシュートに持ち込む。直前に冨安はシュートがゴールの枠やGKに弾かれた際にオフサイドを取れるよう意識してポジションを上げ、ロナウドのマークを一時的に外していた。

結果的にGKウカシュ・スコルプスキの好セーブに救われる形になったが、後半はこうした1対1や瞬間的な判断でもやや後手に回るシーンが増えた印象だった。


秀逸だった被カウンター時の対応

それでも集中力を切らさず、冨安に感銘を受けたのは、被カウンター時の対応力だ。例えば61分、敵陣でのボローニャのコーナーキックの流れからロナウドがボールを運んでカウンターに移ろうとする。冨安は懸命に食らいつき、ファウル覚悟でスピードアップを阻止した。

後半アディショナルタイムも終了間際になり、体力的にも厳しくなっていたことが想像される95分、冨安は味方のフリーキックのこぼれ球に反応し、ペナルティエリア外からシュートを放つ。これが相手にブロックされ、ユベントスの選手が一気に前線へ駆け出した。

この時、ハーフウェーラインを超えた段階でボローニャは2対4と数的不利な状態を作られていたが、最終的にゴールにはつながらなかった。冨安は全力のスプリントで、最も危険なゴール前中央を埋めるべく一直線に駆け戻り、ユベントスの選手たちの判断を多少なりとも遅らせることに貢献していた。

もしボールや人に寄せて、中央のスペースを空けていたら簡単にゴールを割られていただろう。世界最高峰の選手たちが一気に押し寄せる直線的なカウンターの場面で、しかも終盤の体力がギリギリの状態で、まず最も危険なスペースを埋めるために全力で戻るという判断を下せたことは特筆に値する。

90分間を総合してみると、冨安の「対ロナウド」が完勝だったとは言えない。チームとしても2点を失って敗れた。サッリ監督によればロナウドは「体調が万全ではない」そうで、100%の状態であればもっとコテンパンにやられていたかもしれないが、ワールドクラスの選手を単独で抑え込めるポテンシャルがあることは十分に証明した。

少なくとも今回のユベントス戦において、ボローニャのディフェンスラインで冨安がベストプレーヤーだったことに疑いはない。

冨安は今季はここまでセリエAで21試合に出場し、主に右サイドバックとして研さんを積んでいる。欧州トップリーグ、しかも守備にうるさいと定評のあるイタリアで1年間を通してレギュラーを張れている。市場価値が飛躍的に高まり、ビッグクラブからも注目を集める存在になるのも自然な流れだ。

日常的にロナウドのような実力も経験もピカイチのアタッカーとマッチアップできる環境は、この上ない財産になる。冨安ならきっと、世界と対等に戦える、いや世界を圧倒するようなディフェンダーになれる。そんなさらなる進化への期待がどんどん膨らむ90分間だった。

(文:舩木渉)
Date: 2020/06/23(火)


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